中国の孫振宇WTO駐在代表は1日、アメリカに国際的義務を確実に履行し、世界貿易機関(WTO)の規則を遵守し、保護貿易主義のやり方を変えるよう求めた。
この日、アメリカの貿易政策に関するWTOの審議会で、孫振宇代表は「アメリカの全般的関税は低く見えるものの、繊維製品、靴類などの製品に対しては引き続き高い関税を課しており、これら製品の輸出は発展途上にあるWTO加盟国にとって重要な意義があると中国を含めた多くの加盟国は認識している」と語った。
孫代表は同時に、「アメリカは数多くの非関税障壁を通して輸入製品に制限を設け、貿易救済措置を乱用して、自国農業に対し巨額な補助金を拠出している。これらのやり方はWTOの加盟国の正当な利益を著しく損なった」と指摘した。