米経営コンサルティング大手、A.T.カーニーはこのほど、2010年版のグローバル都市ランキング(The Global Cities Index)を発表した。中国からは香港がニューヨーク、ロンドン、東京、パリに次いで5位にランクイン、北京は15位にランクインした。中国紙、法制晩報が伝えた。
上位10都市のうち、アジアからは4都市がランクイン。香港(5位)と東京(3位)のほか、シンガポール(8位)、ソウル(10)がランクインした。
同ランキングは、A.T.カーニーとシカゴ・グローバル問題評議会、米外交専門誌「フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)」が共同でまとめた。その特徴は、65の主要都市を対象に、ビジネスや金融の視点から都市の水準を評価するだけでなく、▽ビジネス活動▽人的資源▽情報交流▽文化への影響力▽政治参加--の5つの指標に基づき、国際化の程度を評価していることにある。
うち、ビジネス活動の評価基準には、市場価値、米経済誌「フォーチュン(Fortune)」世界500社本社の経営データ、異なる人種や民族に対する企業としての魅力などが含まれる。
北京は同指標で6位と大きく順位を上げた。このほか、国際会議の開催数、グローバル企業本社の設立数などがいずれも過去の数字を大きく上回った。
「人民網日本語版」2010年10月8日