中小都市の科学的な発展について話し合う第7回中小都市科学的発展サミットフォーラムがこのほど湖南省長沙市で開催された。それによると、2009年末現在、中小都市は2160カ所に達し、その直接影響を与える地域および影響が波及する地域は、経済規模(国内総生産(GDP))が16兆6100億元に達し、全国のGDPの55.23%を占めるなどして、中小都市は黄金の発展期を迎えたという。
ここ数年、中小都市の発展がめざましく、都市人口の流動が頻繁で、農業人口と非農業人口との境界が日に日にあいまいになっている。都市人口の規模が急速にふくれあがり、多くの県級市の都市エリアでは常住人口がすでに臨界値に達している。09年末現在、中小都市の直接影響圏・影響波及圏の行政区面積は927万平方キロメートルに達して、国土全体の96.57%を占め、人口は9億9800万人に達して、総人口の75.2%を占める。中小都市は中国の経済社会発展の重要な支えであり、その多くは発展ペースが全国平均を上回る。
中小都市は行政区画体系における重要な戦略ポイントだが、その発展レベルは全体として低く、都市のインフラ設備や公共サービスはまだ整備中で、直接影響圏・影響波及圏の都市化率は全国平均レベルを大きく下回るのが現状だ。
「人民網日本語版」2010年10月25日