中国商務部の陳徳銘部長によると、外資ブランドは中国自動車市場の約70%のシェアを占めており、自主ブランド車の市場占有率は30%にも満たない。2008年末現在、中国本土の自動車メーカーは130社に達したが、自動車エンジンの生産台数482万台のうち、独自の知的財産権を保有するのはわずか24.5%にすぎない。
奇瑞汽車、BYD、吉利汽車を代表とする「純粋」な自主ブランドはここ数年、急速に発展しているが、中低クラス車の競争に留まっている。全国乗用車市場情報聯席会の統計によると、自主ブランドの市場シェアは1月の35.9%から8月末には27%に下がった。これは、外資系メーカーの戦略調整などに抑圧され、自主ブランドの外資ブランドに対抗できる力が不足していることを意味する。そのため一部の専門家は、中国自動車業の巨額の利益流出はあと20年続き、さらにもっと長引く可能性もあると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月27日