▽専門家の解説「米国は中国証券市場に期待」
対外経済貿易大学国際経済研究所の藍慶新博士の指摘によると、米国が保有する中国の証券の割合が低いのは、中国の資本市場が米国ほど開放されておらず、海外資本が中国で証券を購入する場合、一定の制限を受けることが主な原因だという。
米国が保有する中国の証券の種類別割合をみると、株式が圧倒的多数を占めている。これについて藍博士は、株式市場は国民経済のバロメーターであり、米国は中国証券市場に対して高い期待を寄せているからだと説明する。
また藍博士の予測によると、米国の中国株式市場への投資は、新エネルギー産業と戦略的新興産業が中心となる見込みで、これは中国の第12次五カ年計画にもぴったりと符合することだという。
「人民網日本語版」2010年11月1日