中国は2020年までの10年間に、空港の数を78カ所、新設する計画であることが21日に明らかになった。
中航工業発展研究センターの廖全旺常務副主任は21日の取材に対して「中国大陸部の空港数は全体的に行っても少なく、20万人以上の都市はすでに800に達しているにもかかわらず、民用空港はわずか166カ所と、都市全体の5分の1にしか過ぎない。大規模な中枢空港は飽和状態で、小規模な空港は不足ししている。今の時点では全国の45%の県、38%の人口、18%の経済活動区域で航空輸送サービスを受けることができない」と話す。
今の中国の航空輸送サービスの発展は釣り合いが取れておらず、航空サービスは主に北京、上海、広州など少数の空港に集中しており、この3大都市の空港の旅客取扱数は、中国大陸部の空港旅客取扱数の32.8%を占める。昨年の中国大陸部の年間旅客取扱数が延べ100万人以上に上った空港は51カ所で、昨年に比べて4カ所増え、旅客取扱数は全空港の95.7%を占めた。
廖全旺常務副主任によると、2020年までに中国大陸部の計画民用空港の総数は244カ所で、2010年から2020年の新設空港は78カ所になるという。新たな空港の建設ラッシュを経て、中国は民用航空サービスの範囲をいっそう拡大させ、全国80%以上の県レベルの行政部門は、地上交通100キロ以内あるいは1.5時間以内の所要時間で航空サービスを利用することができるようにし、航空輸送サービスのエリアの人口が全人口の82%を占めるようにする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月22日