最近中国で「A0A0000001」のような通し番号の紙幣が出回っており、偽札ではないかと疑惑が持ち上がっているのを受け、同行の責任者は、最近確かに通し番号の並びを調整したと説明した。現金発行量の増加に伴い、今後も調整を続けていくという。また、通し番号は偽札かどうかを判断する基準ではないと付け加えた。中国人民銀行(中央銀行)のウェブサイトで6日夜に発表された。
この責任者によると、紙幣の通し番号は中国人民銀行人民元印刷生産管理措置のひとつで、人民元の印刷・生産管理の必要に基づき調整される。最近同行では市場に出回っている「A0A0000001のように紙幣の通し番号の並びを調整した。現金発行量の増加に伴い、紙幣の通し番号はこのほかにも「A00A000001」や「A000A00001」などのように変化していく可能性があるという。
この責任者は、紙幣の通し番号の並びは偽造防止技術ではない、通し番号の並びで偽札かを判断するのはよくないと呼びかけた。
「人民網日本語版」2010年12月7日