世界ブランド研究所の専門家でもあるエール大学経営学科のラヴィ・ダール教授は、インターネットやITのかつてない発展、新たなブランドのマーケティング理念、ルートの革新は、世界レベルのブランドの誕生から一世を風靡するまでの時間を大幅に縮めたと話す。世界レベルのブランドの確立にはこれまで20年以上を要していたが、今では2、3年しかかからず、ツイッターやフェイスブックなどの若いブランドは、設立から10年足らずで世界の有名ブランドをリードするようになった。
今年のトップ500社のうち、企業経営年数が100年を超えるのは221社で、昨年より1社増加した。平均年数は100.07年で、最も長いのは914年の歴史を持つオクスフォード大学となった。続いてケンブリッジ大学が801年、ハイデルベルク大学が624年でそれぞれ2位と3位につけている。中国のブランドで100年を超えるのは青島ビールのみだった。
世界ブランド研究所は、1999年にノーベル経済学賞を受賞したロバート・マンデル氏が代表を務める。ブランドの評価、普及、管理に力を入れ、ハーバード大学、エール大学、マサチューセッツ工科大学、オクスフォード大学、ケンブリッジ大学の教授らが専門家や顧問を務める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月24日