『上海証券報』
証券信用取引の対象証券が拡大へ
消息筋によると、上海・深セン証券取引所は元旦後、証券信用取引の対象証券を現在の上証50指数と40銘柄からなる深セン成分指数の構成銘柄から、深証100指数と上証180成分指数の構成銘柄まで拡大することを発表し、その範囲は上海深セン300指数に迫ることがわかった。対象証券が拡大し、借り換え業務が来年推し進められるなどの要因により、証券信用取引は大幅な伸びが期待される。
2010年の中国株式市場 株価指数が大きく上下、資金調達額は過去最高
中国証券市場にとって、2010年は穏やかとは言えない1年だった。上海総合指数は、今年最初の営業日の始値3289.75ポイントから12月30日終値は2759.58ポイントとなり、A株市場は数回の波乱を経験した。不動産に関する新政策の公布、十分な流動性、人民銀による2回の利上げ、米国の量的緩和策の発表などの国内外の経済情勢が影響し、A株市場は大きく上下した。年間を通した下落は、2010年が複雑な年であったことを裏付けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月31日