中国が世界一の大国になり、ウィリアム王子がイギリスの国王に、そして火星では宇宙飛行士がせっせと仕事に励んでいる…これはただの夢物語ではなく、イギリスの人々が予想した2025年の世界の姿である。
次のボスは中国
イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール(Daily Mail)」によると、MSNイギリス社は国民10万人に対しアンケートで「15年後の世界がどうなっているか」について調査を行なった。国民の60%は2025年には、中国がもっとも巨大な国に発展するとの見解を示した。そして、33%の国民が現在のイギリスを構成するイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれぞれ自治国になると予想している。
ウィリアム王子が父親をとび越え国王に
アンケート調査に応じた国民の約半分が、現在のウィリアム王子が父親であるチャールズ皇太子を抜いて、イギリス国王になると答えた。しかし、1/6の国民はその頃にはイギリスはもう君主制を廃止していると予想した。2025年には、イギリスの議会は保守党と労働党の二大政党制ではなく、第三党の自由民主党が更に勢力を伸ばすと考えている国民は1/4居た。それと同じ数の人が、労働党が再び政権を取り戻すことに賭けている。
人類の火星上陸
調査によると、科学技術の発展が更に目覚しいものになると思っている人がほとんどである。4%の人は人類が火星に恒久的な基地を建設することに成功すると考えており、10%の人が「宇宙移民」はもう叶わない夢ではないとの考えを示した。その頃には、人々はインターネットを通して、世界中の好きな番組を見る事ができるだろう。もうテレビの前に座って見る時代は終わるのだ。整形が日常茶飯事になると考える人は国民の2/3に及び、電子設備や他の応用機器を利用して、医者に行かなくとも自宅で診察を受けるシステムができると予想している人は1/6だった。
しかし、2025年には喜ばしくない変化もありそうだ。3/4の国民が、高齢化の勢いが早まるにつれ、15年後には年金を受け取れる年齢が70歳まで引き上げられると懸念している。なかには75歳まで引き上げられるのではないかと考えている人も居るようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月5日