GEが開発した軍用航空機エンジン
世界最大の航空機用エンジンメーカー米ゼネラル・エレクトリック(GE)は現地時間の21日、すなわち胡錦濤国家主席が訪米した際に、中国と合弁会社設立に関する契約を結ぶ計画であることが外国メディアによって伝えられた。契約が成立すれば、GEは航空機用エンジンの最先端技術を中国と共有することになる。
米ニューヨークタイムズ紙は17日、GEは中国国有企業と合弁会社を設立後、技術要求の最も高い航空機用電子設備を共有し、その中には通称ドリームライナーと呼ばれているボーイング787の先端技術も一部含まれていると伝え、さらに次ぎのように報じた。
中国の航空会社が現在主に購入している旅客機はボーイングとエアバスのものであることから、GEとしてはこの契約をきっかけに中国市場へのさらなる進出を図りたいところだ。しかし航空機の関連技術の共有は、中国の軍備開発を加速させる可能性もあるためリスクをともなう。先週、中国のステルス戦闘機「殲20」(J20)が突如姿を現し、国際社会の注目を集めたばかりだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月19日