2011年北米国際自動車ショーがアメリカ・デトロイトで行われている。ここ数年、アメリカ自動車メーカーの低迷が著しいとはいえ、今回もアメリカ系の自動車が主役である。アメリカ自動車市場の消費の特徴と自動車使用環境が異なることから、多くのモデルは中国国内で販売されない。しかし、中には近い将来中国国内で販売される見込みのモデルもあるため、ここでこれらの車について紹介する。
新型「パサート」
新型「パサート」は、ドイツ、アメリカ、上海のフォルクスワーゲンが共同開発した中型車で、ボディサイズは全長4.87メートル。今回登場した北米向けパサートは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類を搭載、価格は約20000米ドルになるという。新型パサートは北米における次世代の「ビートル」としての使命を背負っており、将来的に北米におけるフォルクスワーゲンの主力車種となると見られている。新型「パサート」は、北米におけるフォルクスワーゲンブランドのイメージと北米地区における2018年年間販売80万台実現の重責を担っている。