中国の原油対外依存度、過去最高の53.7%に

中国の原油対外依存度、過去最高の53.7%に。

タグ: 中国 原油 対外依存度 過去最高

発信時間: 2011-01-21 18:27:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国家統計局が20日に発表した統計データによると、中国の原油輸入量は2010年、2億3900万トンを輸入、輸出量は300万トン、純輸入量は2万3600万トンだった。純輸入量と生産量を足した同年の「見かけ消費量」4億3900万トンから推計すると、2010年の対外原油依存度は53.7%に達し、過去最高を更新した。「国際金融報」が20日、伝えた。

同局がこれと同時に発表した2010年原油生産量に関するデータによると、中国の2010年原油生産量は前年同期比6.9%増の2億300万トン。うち12月の原油生産量は、同比9%増の1752万トン。

原油依存度の持続的上昇は、全くの予想外というわけではない。2008年末に発表された「全国鉱物資源計画(2008-2015)」では、中国の原油対外依存度は2020年に60%に達すると予測された。また、2010年に発表された「エネルギー青書」は、「中国の原油対外依存度は10年後に64.5%に達する」と予測した。国際エネルギー機関(IEA)も、「中国の原油需要の増加スピードが今後も同じペースを維持した場合、輸入依存度は80%に達する可能性がある」との見方を示していた。

資料によると、中国が初めて原油の純輸入国となったのは1993年で、当時の対外依存度は6%だった。この数値はその後上昇を続け、2008年には49%、翌2009年には警戒ラインの50%を初めて突破、51.3%に達した。

中国の原油対外依存度は2010年、53.7%と最高記録をまたもや更新した。これは、関連部門や委員会の予測をやや下回った。国家発展改革委員会は昨年末、2010年の原油依存度は55%に迫ると予測した。国家能源(エネルギー)局の張国宝・元局長は今月15日、「2010年の原油対外依存度は54.5%に達する」との見通しを示した。

1   2    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。