吉利汽車によるスウェーデンの自動車グループ・ボルボの買収合意が正式に調印されてから3カ月が経過し、「吉利ボルボ連合」はまた新たなハードルを越えた。欧州連合(EU)の市場監督管理部門はこのほど、吉利のボルボ買収を正式に承認した。これにより今回の買収取引が監督管理部門の審査プロセスにおける重要な段階を通過したことになる。吉利がこのほど明らかにしたところによると、「吉利ボルボ連合」はさらに40を超える国と地域による反独占の審査を受けなければならないが、買収のタイムテーブルに変化はなく、第3四半期(7-9月)には完了する見込みだ。計画によると、吉利はボルボ買収の後、中国に年間生産能力30万台の新工場を建設して、ボルボ製品の世界での生産台数を約2倍に引き上げるとともに、2011年のボルボの経営状態を黒字に転換させることを目指すという。「国際金融報」が伝えた。
「人民網日本語版」2011年2月11日