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発信時間： 2011-02-11 14:56:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国土資源部はこのほど、江西省赣州（かんしゅう）にレアアース（希土類）国家計画鉱区（総面積約2500平方メートル）を設置することを決定した。また、四川省の攀西地区にも鉄鉱国家計画鉱区を２か所（約460平方メートル）を設置する。中国のレアアース埋蔵量は世界でも圧倒的な優位性を持っている。一方、鉄鉱資源に関しては、対外依存率が非常に高く、不足した状態が続いている。今回、国家計画鉱区を設置する主な目的は、レアアース資源や鉄鉱資源の合理的な利用と環境保護だと見られている。

レアアースは中国が圧倒的な優位性をもつ鉱産物であり、保護しなければならない鉱物類の一つでもある。現在、中国のレアアース埋蔵量は世界の３分の1を占め、その供給量は世界の90％以上を占めている。このままでは、中国のレアアースがすぐに枯渇してしまうのは目に見えている。また、レアアースの採掘や加工は環境に深刻な被害を及ぼす。レアアース採掘は大規模な土地の掘削、森林の伐採、水土流出などをもたらし、レアアースと共に採掘される放射性物質は環境を破壊するのである。以上のような被害を食い止め、レアアースの持続的利用と環境保護を実現することが、今回のレアアース国家計画鉱区設置の狙いである。

鉄鉱資源は中国で不足している鉱産物である。新たに発見された埋蔵量や採掘量は増加しているものの、輸入依存率は依然として上昇しており、現在、その依存率は50％を越えている。したがって、鉄鉱資源の調査にさらに注力し、不足した鉄鉱資源の採掘量を増やさなければならない。鉄鉱国家計画鉱区の設置により、長期的な計画の下で鉄鉱資源の採掘の管理を行い、それにより、鉄鉱資源のマクロ調整を強化していくという考えである。

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