鉄鉱資源に関していえば、中国は貧鉱が多く、粗悪な鉄鉱資源も多い。しかし、攀西地区は中国でも鉄鉱資源の豊富な地域であり、鉱床の状態もよいため、鉄鉱石発掘のポテンシャルは高い。そして、大型の鉱山建設にも適していることから、総合的な利用がしやすく、効率的な開発が可能なのである。
注目すべきは、今回設置される国家計画鉱区の条件が比較的整備されていることであろう。赣州のレアアースの採掘、生産、加工の連携はすでに完成されており、管理体制は比較的整備されている。また、攀西地区もパナジウム・チタニウム・磁鉄鉱物も実際の採掘能力が3000万トン/年と言われており、国家計画鉱区としては十分な基盤を持っているのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月11日