海南省の物価局はこのほど、主要祝休日にはホテルの客室料金について政府の指導価格を実施し、長期的な成果が期待できるメカニズムを形成していくと発表した。規定に基づかない観光客向けのホテルに対しては、改善を求めるとともに2千元以上2万元以下の罰金を科すとしている。
2010年の春節(旧正月、昨年は2月14日)連休期間には、同省三亜市の観光客向けホテルの「天井知らずの客室料金」が観光市場を揺るがし、国際的な観光の島という同省のイメージを損なった。そこで同局は祝休日のホテル市場を規範化するために、昨年の労働節(メーデー、5月1日)連休と国慶節(建国記念日、10月1日)連休、および今年の春節連休に臨時の価格関与措置を発動し、目立った成果を上げた。だが臨時措置を発動するには通常3-4カ月の準備が必要で、準備期間が長く、操作性も低いことから、長期的な監督管理メカニズムの構築が強く求められていた。最近うち出された「海南経済特区観光価格管理規定」では、「観光客向けホテルの客室料金は主として市場の調整価格を適用し、主要な祝休日、重要なイベントの期間には政府の指導価格を適用する」と明確に記しており、観光客向けホテルの経営者に対しては政府指導価格に基づいて具体的な客室料金を設定するとともに、所在地の政府の価格主管部門に報告するよう求めている。規定に基づいて報告を行わなかった場合や、虚偽の報告を行った場合は、政府の価格主管部門が改善を求めるとともに、2千以上2万元以下の罰金を科すことになっている。
「人民網日本語版」2011年2月11日