日本の内閣府が14日発表した2010年の日本の国内総生産(GDP)によれば、中国は正式に日本を抜いて世界第2位の経済大国となった。インドのメディアはこれに対し、「中国は10年で世界の多くの先進国を追い抜いたが、インドが日本に追いつくには数十年かかるだろう」と述べた。
インドの経済紙『エコノミック・タイムズ』は15日、「中国は日本を追い抜いた。インドにはその実力はあるか?」という見出しの記事を掲載。「10年前から中国龍の台頭は世界の関心を広く集めてきた。世界的な不景気の中でも、世界の新秩序の構築を促進する働きを果たしている。そしていよいよ、日本を追い抜いて、世界第2位の経済大国となった」と述べている。
記事は、「2010年、中国は米国を抜いて世界最大の自動車販売市場となった。同年、ドイツを抜いて世界最大の輸出国にもなった」とも指摘。また、ある専門家は、中国の次に台頭する発展途上国はインドだろうとの見通しを示す。インドが日本を抜くのは2037年、世界第3位の経済国になるのは2050年と予想されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月17日