人民代表大会軍隊代表で国防科技大学学長の張育林氏は6日の記者の取材に対し、中国の「エクサスケール」のスーパーコンピュータシステムが将来、自主開発のCPUを搭載する可能性があることを明らかにした。エクサフロップとは、毎秒100万兆回の演算スピード。
張氏は「『天河1号』が昨年、国家スパコン天津センターに設置後すぐに運用され、ハイエンド設備開発、バイオ医薬品分析、アニメ・ マンガ制作、石油調査データ処理など5つのプラットフォームが構築された。今のところ20以上の企業や研究機関に、高性能な演算サービスを提供している。現在、国防科技大学は湖南省と協力して国家スパコン長沙センターを建設中で、天河1号スパコンは今後も幅広い運用が見込まれている」と話した。
国防科技大学は現在、エクサスケールのスパコンシステムのカギを握る技術の研究に取り組み、新型マイクロプロセッサ(MPU)の開発を急いでいる。将来、中国のエクサスケールのスパコンシステムが自主開発のCPUを搭載する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月9日