全国政治協商会議経済委員会のレイ以寧副主任は8日に行われた全国政治協商会議第11期第4回会議の第2回全体会議で、外貨準備活用のカギはどのように「用いる」かであると強調した。「国際金融報」が伝えた。
レイ副主任は「外貨準備は大口の資産を代表するもので、あれほど多くの外貨が放っておかれ用いられていないならば、それは一種の損失だ」と述べた。
それでは外貨準備をどのように活用すればよいのだろうか。レイ副主任は次の3点を提起する。▽国内企業の海外進出を奨励する▽先進的な機器設備や不足している原材料、燃料の輸入を増やす▽海外投資ファンドを設立する、の3点だ。
またレイ副主任は、外貨準備を利用して対外的な貸出資金とすることを提起する。これは主に、一部の外貨を利用して対外的な資金貸出を行い、製品の輸出、プロジェクト請負、労働力の輸出、海外での生産拠点や物流施設の設立などを奨励することを指す。このようにすれば、国内経済の発展を促し、雇用を増やせるだけでなく、外貨収入を獲得することも可能になるという。
「人民網日本語版」2011年3月9日