『中国証券報』
尚福林:江蘇省を資本市場の安全区に
中国証券監督管理委員会(証監会)の尚福林主席は9日、「証監会は江蘇省の条件に合う企業の上場・融資を支持し、江蘇省で試験的に活動拠点を広げることを後押しする。また、各レベルの地方人民政府との協力を進め、資本市場の管理力を強化する。上場企業の全体的な質とレベルの向上に努め、江蘇省を資本市場のセーフティーゾーンとして確立できるよう取り組む」と述べた。
創業板上場廃止制度のメインは「ヤドカリ上場」の禁止
全国政協委員、深セン証券取引所の陳東征理事長は10日、同取引所はすでに「創業板(新興企業向け株式市場)上場廃止制度の計画案」を二通り提出した。最新の「創業板」上場廃止制度計画では、上場廃止になった企業が旧三板市場で取引を行うことが許されるが、ヤドカリ上場による再編は禁止されている。海外の一部証券取引所が合併していることを受け、陳理事長は「取引所同士で競い合う事は大切である。中国の取引所は今のところは、合併などの必要性はない。新三板(店頭株式)市場は株式移転制度の制定を行うべきである」と指摘した。