そのほか、張暁昌氏は、コストも中長期的に物価に影響を及ぼす要因であるが、外的「輸入インフレ」圧力は多くが短期的なものにすぎないとの見方を示した。
研究の結果によると、中国の独特な投資および消費モデルが中国の景気変動と世界の景気変動を異なるものにしているという。すなわち、中国の固定資産投資と独特な消費モデルが、世界の景気変動に対し、強い「免疫力」を持つのだという。中国政府主導の投資モデルと国内の独特な消費環境が、投資および消費の変動において、決定的な役割を発揮している。張暁昌氏は、「2002年第1四半期から2010年第1四半期まで、中国の景気変動のおよそ32%は世界共通の要因によるものである」と述べ、これにより、中国経済の回復には外部環境の改善に依存する必要があるとの見方を示した。しかしながら、この外部環境は決定的な要因にはならないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月30日