物価上昇の主因は輸入インフレにあらず 社科院

物価上昇の主因は輸入インフレにあらず 社科院。 社会科学院における重要課題の研究がこのほど終了した。研究の結果、「輸入インフレ」が強まっているとの市場の見方があるが、実際、中国の物価に影響を与える重要な要因は国内から来ており、今後は国内総需要の抑制を政策の重点に定めるべきだとした…

タグ: 中国 物価 インフレ

発信時間: 2011-03-30 17:56:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国社会科学院経済研究所マクロ経済室の張暁昌主任によると、社会科学院における重要課題の研究がこのほど終了した。研究の結果、「輸入インフレ」が強まっているとの市場の見方があるが、実際、中国の物価に影響を与える重要な要因は国内から来ており、今後は国内総需要の抑制を政策の重点に定めるべきだとした。

張暁昌氏は次のように述べた。「世界の商品価格上昇は、短期的にCPIに影響を与える主な要因であり、国際原油価格が中国の物価に与える影響も中長期的には顕著になると考えられる。したがって、中国のインフレに影響をおよぼす外部圧力には十分に警戒する必要がある。しかし、研究グループの研究結果によると、中長期的に中国のインフレ率に決定的な作用を及ぼす要因は、GDP成長率とインフレ慣性である。経済成長は中国のインフレを推進する『コア要素』であり『持続性要素』である」

これにより、張暁昌氏は、国内の総需要、とりわけ投資需要の拡大を抑制することがインフレ抑制のカギとなると述べた。今後は、政策の焦点を経済の過熱防止、総需要の引き下げに置き、金利の引き上げや、通貨緊縮などを行うべきだとした。

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