発見した「宝の山」 その価値は700億元超
「現段階の調査では、これは超大型のスカンジウム金属鉱床で、銀や鉛・亜鉛以外にも、カドミウム鉱が3000トン、錫7000トン、ガリウム400トン、レニウム5.5トンなど全て中型規模に達する」と楊技師は言う。このような豊富な貴金属、非鉄金属、レアアースが全部一つの鉱山からまとめて発見されることは、浙江省では初めてだ。
錫だけでも、1トンあたりの市場価格は20万元を超え、ガリウムの値段も銀と同じくらいで、1トン当り600万元ほどだ。レニウムはもっと高価で、1トンあたり6000万元と銀の10倍にも及ぶ。そして、最も高いのはやはりスカンジウムで、1トンあたりの値段は億を超える。
現在の予測では、この鉱床の経済価値は700億元を超え、まさに「宝の山」を見つけたことになる。
「まだ4平方kmほどの鉱床しか調査していないのに、もう70トンのスカンジウム資源を発見している。このまま続ければ、もっと多くのレアアース資源を発見できる可能性もある」と話す楊技師は、浙江省西北地域の鉱床に大きな期待を抱いている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月31日