世界最大の内陸河川客船「総統旗艦号」。「楚天金報」が提供。 |
「広州日報」が8日伝えたところによると、内陸河川を航行する世界最大の豪華客船「総統旗艦号」がこのほど、重慶市の重慶港を出港して初航行に出発した。初航海のルートは長江三峡地域の国際黄金観光ルートをたどり、三峡プロジェクトの実施地点である湖北省宜昌市に至るというもの。約2億元を投じて建造されたこの船は、長江を行き来する動くスーパー5つ星ホテルになることが期待される。
総統旗艦号は全長135.2メートル、船幅19.6メートル、6階構造で、排水量は1万トンを超える。客室は187あり、ベッド数は約400床。すべての部屋に衛星テレビと衛星電話が備え付けられ、独立した洗面設備があり、専用バルコニーからは長江両岸の景色を楽しむことができる。また公共エリアにはパーティホール、カフェ、ゲーム室、会議センター、美容室、ジム、サウナなどがある。
ある投資関係者によると、総統旗艦号は中国4代目の長江遊覧船で、長江三峡エリアを行く豪華客船のぜいたくな旅という新しいスタイルを確立して、国内のハイエンド消費層のニーズに応えようとするものだ。標準的な客室の乗船価格は500ドルほどだが、今月15日に予定される宜昌市から重慶市への初の商業航行の乗船券はすべて外国人観光客に押さえられている。また北米、ロシア、欧州の団体観光ツアーが上半期のすべての乗船券を予約済みだという。
「人民網日本語版」2011年4月11日