今回のフォーラムでは「日本の成長ポテンシャルの再認識」をテーマにしたセッションが特別に設けられた。日本経済は10年以上の不況にあえいでいるが、経済成長を推進する資金、技術、人材という3つの力は決して弱まっておらず、省エネ・エコ、研究開発投資、技術革新、企業管理、企業文化などの分野において、日本から学ぶべき点は多い。このセッションでは、次の「失われた十年」を如何にして回避するかや日本の景気を回復するためにはどのような改革が必要かなどについて、日本の企業家がアメリカや中国の企業家、そして学者と討論を繰り広げる。
周文重氏はこのほど、「日本の成長ポテンシャルの再認識」というセッションが、東日本大地震前に決定されたものであることを明らかにし、「長期的にみると、日本の震災復興は、日本経済のみならず、アジアならびに世界経済にも影響を与える」との見方を示した。
中国(海南)改革発展研究院の殷仲儀副院長は、日本の大地震と原発事故がアジアおよび世界経済におよぼす影響は、今回のフォーラムにおける注目の話題となるだろうと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月13日