英誌『フィナンシャル・タイムズ』は、中国投資有限責任公司(以下、中投と略)が近く政府から1000億ドルから2000億ドルの出資を新たに受けると報じた。
中投の汪建熙副総経理は今年3月、北京で開催された「両大会」期間中、ここ3年の中投の年間収益率は6.3%前後を維持しており、さらに多くの資金を運用する能力を備えていると語った。汪建熙氏によると、新たに資金が注入されれば、中投は投資規模を引き続き拡大し、投資ニーズに応じて海外にいくつかの投資機構を設立する方針だという。
現在、中国の外貨準備高は3兆ドルを超え、政府はさらに多くの外貨資金を中投に充てるほか、外貨準備高を利用し新たな特殊目的の投資ファンドを設立し、エネルギーや貴金属などの業種に投資したい考えだ。また、為替市場への介入のためのファンドの設立を検討している。
中投に確認したところ、関係者は「このような情報は聞いていない」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月26日