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発信時間： 2011-04-26 10:40:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林国本

今、上海で世界最大規模ともいわれているモーターショーが開催されている。北京、上海、天津、広州などの大都市では、もはや前世紀の「自転車王国」の時代に、ブランド品の自転車を買う感覚でクルマを買っている人も現れている。私たちの子供の世代では、もう二、三回クルマを買い替えている人もいる。もちろん、富裕層に入れた人たちのことではあるが、とにかく高級車を買うことは別として、一般のクルマを買うことは大都市では背負いきれない負担ではなくなったようだ。私もマイカー族になるチャンスが何度かあったが、ジャーナリズムのある分野でごく少数の人しか仲間入りできないものが眼前にちらついていたので、それも誇張かも知れないが千載難遇のチャンスと思えるものであったので、それをつかむことにしたため、とうとう自動車運転教習所には行かず、ジャーナリズムの世界のこれまで自分になかったコンテンツの開発に賭けることにした。おかげである分野では非常に楽しく過ごせるようになった。また、私のようななまけものは洗車や駐車場さがしなんかに向かないので、自分でクルマを運転してまわるカッコよさはとうとう味わえなかったが、自分が生きがいと見なしうるコンテンツの開発に成功したので、大いにペイすると思っている。

話を急速なモータリゼーションに戻すと、このところ北京市は世界的な都市へのグレードアップのために、ほとんど毎日のように市の各レベルの幹部が動き回っているが、一般市民の間や出勤族の間では、交通渋滞が頭痛のタネとなっているようだ。

世界的都市にハード面で突き進むことは、現在の中国の成長率で見れば、スムーズに行くと思うが、ソフト面、あるいはソフトパワー面から見ればいろいろ懸念材料がないわけではない。

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