日本が3月に中国から輸入したレアアース量は合計1603.6トン、2月と比べて40%増加した。今年1月、2月のレアアース輸入量はそれぞれ1783トンと1138トンであった。
経済産業省の関係者は、「ここ数ヶ月、中国から輸入したハイテク電子部品、電池などに用いる資源にはいかなる問題も生じていない」と述べた。
この関係者は「3月11日に発生した地震と津波により多くの製品部品のサプライヤーチェーンに支障が出て、自動車の製造やその他の製造業にも影響が出たが、レアアースとその他金属製品の需要は依然安定している。現在のところ、第2四半期の輸送オーダーの変更を求める顧客はいないため、輸入を計画通り進めている。地震と操業停止の問題は金属原料の需要にさほど大きな影響を与えていない。これはおそらく消費者が長期的な金属原料の供給不足を懸念したためだと考えられる」と述べた。