御手洗冨士夫キャノン会長と小澤秀樹キャノン中国社長は5月16日、南京を訪問し、蘇寧電器の張近東董事長と会談を行った。その会談で双方は、戦略的提携関係を結ぶことを確認した。
今回の訪問は御手洗氏にとって、初めての中国パートナー訪問である。蘇寧電器の金明総裁の案内の下、御手洗氏はまず、蘇寧商茂広場にある「Expo超級旗艦店」のイメージビジョンデジタル体験センターを見学した。その後、御手洗氏一行は張近東氏の案内の下、蘇寧徐庄本部の展示ホールを見学した。御手洗氏は、「キャノンと蘇寧の目標は『百年企業』を作ることだ。蘇寧はチェーン展開の速さ、店舗戦略など素晴らしい業績を残している。安定した成長を続ける蘇寧電気はキャノンにとって最も信頼できるパートナーだ」と述べた。
張近東氏は、「蘇寧の『国・企業・従業員の利益共有』という企業理念とキャノンの『共生』の理念は、言葉こそ違うが、目指すものは同じである。両社とも環境保護、教育、文化継承、人道支援などの方面で社会貢献活動を行っている。これは提携を行う上で非常に重要である」と述べた。