『中国証券報』
「国際板」条件まもなく 人民元による取引
中国証券監督管理会作業局の王建軍副主任は17日、外国企業向けの「国際板」の条件がまもなく打ち出されると発表した。国際板は人民元による取引となる。
王副主任は、「国際板」を「まもなく生まれる赤ん坊」に喩え、「帝王切開ではなく、自然分娩で順調に生まれることを望んでいる」と述べ、「国際板は中国の資本市場の発展と上海国際金融センターの設立に一役買うだろう」と述べた。
4月人民元実効為替レート下降
国際決済銀行が16日発表したデーターによると、4月の人民元の実効為替レート指数は116.92で、3月の111.73に比べ、0.6%下降した。
人民元の対米ドル以外の通貨が下降していることが、4月の人民元の実効為替レート下げた主な要因だ。4月、米ドル指数の下落傾向は続き、月初めの75.99から月末には73.03まで落ち込んだ。人民元の対ドル相場、月初めは6.5527、月末には6.499に上がった。
今年以来、5月17日現在、人民元の対ドル相場の上げ幅は1.7%だが、4月末現在の実効為替レートは2.5%下落している。