これまでに、世界の大手エネルギー企業はこの炭鉱の開発権について、熾烈な争奪戦を繰り広げてきた。中国の神華集団、日本の三井物産、米国の鉱業大手のピーボディー・エナジー、ブラジルの資源大手ヴァーレ、スイス資源大手エクストラータ、ヨーロッパ鉄鋼大手のアルセロール・ミタル、韓国鉱物資源公社などが競争入札の候補となっていた。
バツクハ大使は、「タバントルゴイ炭鉱の開発者の選定において、モンゴル政府は隣国の利益を考慮に入れている。中国はモンゴルに最も近い市場であると同時に、最大の投資由来国でもあるため、中国側の利益に配慮しなければ、プロジェクトのスムーズな進展が期待できないだろう」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月30日