世界最大級の炭鉱-モンゴルのタバントルゴイ炭鉱の開発権の獲得をめぐって、中ロ、欧米、日韓などの大手鉱山企業は競争を展開している。開発企業の選定に関する入札に中国石炭大手の神華集団や日本の三井物産も参加している。7月11日前に応札企業が決まる可能性が高いという。
現在、中国神華集団は同炭鉱の開発権の獲得を向けてラストスパートをかけている。モンゴルのバツクハ駐中国特命全権大使は6月30日の北京での記者会見で、モンゴル議会が同炭鉱の開発権の帰属を最終決定すると述べた。
タバントルゴイ炭鉱は世界で最大級の未開発炭鉱で、鉱区の面積は400平方キロに達し、炭層の厚さは190メートル、全部で16の炭層がある。現在までの探査では、同炭鉱には良質なコークス炭埋蔵量は約64億トン、価値は3000億ドルに上るという。