中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との対話関係樹立から20年間の経済貿易成果や博覧会の状況などに関する記者会見が、26日に国務院新聞弁公室で行われた。商務部の高虎城副部長(国際貿易折衝の代表を兼任)によると、過去20年の間に中国とASEANとの貿易は急速な成長を達成した。1991年の両地域間の貿易額は79億6千万ドルに過ぎなかったが、10年には2927億8千万ドルに達して約36倍増加した。今年上半期の貿易額は前年同期比25%増加して1711億2千万ドルに達した。現在、中国はASEANにとって1番目の貿易パートナーであり、ASEANは中国にとって3番目の貿易パートナーだ。
2010年1月1日、中国-ASEAN自由貿易圏が予定通り完成し、双方の製品の90%以上がゼロ関税となって、両地域間の貿易の急速な伸びを力強く推進した。2010年の両地域間の貿易額は前年比37.5%増加し、増加率は中国の対外貿易全体の増加率を2.8ポイント上回った。
高副部長によると、同自由貿易圏の建設により、これまでも密接だった双方の経済貿易協力関係が一層強化され、双方の経済一体化のレベルがかつてない水準へと高まった。双方の協力は初期の単一貨物の貿易から、サービス貿易、相互投資、情報通信、メコン川の開発、交通、エネルギー、文化、観光といったさまざまな分野に拡大している。
「人民網日本語版」2011年7月27日