中国 西南インド洋海底鉱区の探査許可取得

中国 西南インド洋海底鉱区の探査許可取得。

タグ: 西南インド洋 多金属硫化物鉱区

発信時間: 2011-08-03 13:50:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2日、中国太洋鉱産資源研究開発協会によれば、国際海底機構(International Sea-Bed Authority;ISBA)理事会は同協会から提出されていた多金属硫化物鉱区申請を許可し、西南インド洋の国際海底区域における1万平方キロに及ぶ多金属硫化物資源鉱区の独占探査権の取得を認めた。今後、この資源の開発時には優先権も付与される。

ジャマイカで招集されていた国際海底機構第17回総会において、この申請は許可された。これは国際海底機構の2010年5月7日に通達された《「区域」内多金属硫化物の開発及び探査に関する規則》発布後、許可された始めての鉱区申請となる。申請された多金属硫化物资源鉱区は西南インド洋中央部にあたるエリアである。

中国大洋協会の金建才秘書長によれば、この申請は同協会が2001年に東太平洋で取得した7.5万平方キロの多金属団塊(ノジュール)資源鉱区の探査契約に続くもので、中国にとって第二番目となる国際海底区域での独占探査権と海底鉱区の優先開発権を取得したことになる。

海底の多金属硫化物は海底熱水の作用によって形成されるもので、銅、鉛、アルミニウム、亜鉛、金、銀などの金属を豊富に含んでおり、主に大海の中心部海域に分布し莫大な経済的価値と開発の将来性が注目されている。

この契約に基づき、同協会は環境モニタリング調査、環境ベースラインの調査研究、発展途上国の技術者育成なども実施するという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月3日

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