△八月下旬の価格は5千元超
四川省中国国際旅行社四川海外旅遊公司日本部門の劉佳経理(マネージャー)は「日本の安全問題に対する観光客の懸念は徐々に消えている。申込み者数は6月になると回復し始め、現在では大体昨年同期の6-7割の水準まで回復している」と話す。
日本旅行は7月までは谷間にあったが、成都市の日本観光ルートは回復を始めており、価格の面で人々を引きつけている。劉経理は「(地震発生の)当時、地元の旅行社はみな損を承知で史上最低価格をうち出したが、日本市場が急速に回復しているため、夏休みの団体ツアーは好調で、低価格の時期はすでに過去のものとなった」と話す。
現在、成都市民の日本旅行では団体ツアーを利用する人が多い。6日間ツアーの通常価格は5-6月は3200元だったが、7月に入って夏休みになると4500元前後まで回復した。ただ前年同期の約6千元に比べれば、まだ1千元ほどの開きがある。
四川康輝国際旅行社や中国青年旅行社の関係者によると、今は日本観光産業の回復期にあり、航空会社や日本の旅行会社の費用が相対的に安いといえるが、すでに上昇傾向が始まっている。8月出発の一般的な6泊7日のツアーは一人当たり4680元で、デラックスツアーだと7200元になる。申込者も増加中という。
ある関係者によると、ツアーは8月27日まで予約でいっぱいだ。8月中・下旬に出発するツアーは料金が高く、平均で現在の価格より600元ほど割高になるからという。