インド紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア」はこのほど、「日立と三菱が統合協議に入った模様」とする記事を1面トップに掲載した。以下はその内容。
情報筋によると、日立製作所と三菱重工業が統合協議を開始したことがわかった。交渉が合意に達すれば、日本国内で最大規模の統合となり、長く期待されている日本の民族工業の「大改造」を意味する。
伝統的な考え方では、統合は企業が行き詰まった際の最終手段とされ、日本の会社は戦略的統合を極力避ける傾向にある。日立と三菱といった日本で長い歴史を持つ企業の統合により、両社はコストダウンを実現し、円高の影響に対抗し、競争力を高めることができると見られる。
MU投資顧問株式会社の野田清史チーフファンドマネージャーによると、両社の統合の実現は日本工業にとって好材料となる。東京の会社の海外インフラ事業における相互競争を回避できるほか、より多くのチャンスを獲得することで、日本経済の促進も期待できると話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月5日