香港の新聞「文匯報」は18日付けの社説で、「日本の北澤俊美防衛相が、空母の透明性を高めてほしいと、中国に求めたが、これは明らかな失態だ。これは、たまたま出たものではなく、一部の日本の政治家に根強くある偏見だ」と指摘した。
社説は中国の軍事アナリストの見解を引用して、「北澤俊美氏は、日本の軍事最高指導者として、隣国が空母を改造することについて自ら見解を示すことは、職務上の責任である。しかし、彼の発言の裏には、『中国脅威論』が感じられる」と報じた。
また「中日両国は隣国で、東北アジアの重要な国である。もし公私の場で、中国を敵国と見なし、隣国を敵視する壁を作れば、域内の安定だけでなく、日本の発展と繁栄にも不利である。中国の平和的な発展には、軍事力の正当な強化も含まれている。中国が軍事力を強化していくことは、発展の流れの一部で、争う余地の無い事実である」との見方を示した。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年2011年8月20日