24日の中国の国務院常務会議で、『全国地下水汚染防止計画(2011―2020年)』が採択された。
会議では、2015年をめどに、地下水汚染源を基本的に排除し、地下水水質の悪化傾向に一応の歯止めをかけ、地下水関連の環境監督・管理体系を全面的に作り上げることが目標に掲げられた。
中国では、地下水汚染対策は差し迫った課題となっている。現在、中国の地下水取水総量が給水量の18%を占めており、北部地区の65%の生活用水、50%の工業用水、33%の農業灌漑用水は地下水に頼っている。全国657都市の中400以上の都市で地下水は飲用水の水源となっている。