聯想(レノボ)は24日に記者会見を開き、「年内にDELLを追い越せる。パソコン業界最大手となるのは時間の問題だ」と表明した。新京報が報じた。
◆7四半期連続で最高の成長率を維持
レノボの陳旭東副総裁は、「今年の第2四半期、NECの出荷台数をレノボに加えていなかったが、仮に加えていたとすればDELLに並ぶところだった。年内にもDELLを追い越すだろう」と語った。
今年の第2四半期まで、レノボは7四半期連続で、世界5大パソコンメーカーの中で最高の成長率を維持した。レノボはまた9四半期連続で、市場の平均成長率を上回った。今年の第2四半期、レノボの世界個人向けパソコン販売台数が前年同期比23.1%増となった一方、市場全体の販売台数の増加率はわずか2.7%だった。
◆アップルに中国で勝つ
今年の第2四半期、アップル社の中国における営業収入は88億ドル(約6600億円)に達した。レノボの第2四半期の世界売上高は59億ドル(約4400億円)にとどまった。陳副総裁は、「レノボは中国市場でアップルに勝たなければならない」と述べた。
ヒューレット・パッカードは先週、webOS事業を打ち切り、パソコン事業の分離を検討すると発表した。業界内では、ヒューレット・パッカードがパソコン事業を売却し、レノボが買収する可能性が高いと見ている。陳副総裁はこの件についてはコメントを控え、「買収を行わなかったとしても、レノボは世界最大のパソコン企業となるだろう。ヒューレット・パッカードは正確な戦略的判断を下したに過ぎない」と述べた。