張国慶氏 ジョブズ、行くのは今じゃない

張国慶氏 ジョブズ、行くのは今じゃない。

タグ: アップル ジョブズ 

発信時間: 2011-08-25 17:06:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アップルCEOのスティーブ・ジョブズの辞職は意外ではなかったが、惜しいことだ。アップルが天を突く勢いの今、彼はすい臓がんと闘ってすでに8年になる。伝説の人も、一休みせずにはいられなくなったようだ。

ジョブズといえば、そのアップルを世界最大規模の企業に押し上げたイノベーションで広く知られている。彼独特の個性と先見性で、アップルを世界でもっとも創造的で価値があるIT企業に牽引してきた。その豊かな想像性でiPod、iPhoneや最近ではiPadをはじめとする製品も幅広く受け入れられてきた。アップルはいまや世界で最も人気のあるブランドの一つとなった。アメリカにとって、アップルは利益を生むだけでなく、他国に影響を及ぼす文化でもあった。そして、今、ジョブズのアップルはコカコーラに匹敵する今を象徴する文化のシンボルとなっている。

ジョブズの辞職の時期は、今ではいけないのではないか。アメリカにとっては、経済的な問題とイノベーション不足には内在する関連性がある。これによってアメリカ経済は難しい局面に陥っている。金融危機の後遺症やオバマ政権の妥当性を欠いた政策以外にも、新たな経済成長ポイントを見つけられないことも重要だ。このような情勢で、ジョブズとアップルは二つとないシンボル、イノベーションの旗頭だった。ある意味からいえば、ジョブズの辞職はジョブズ本人も、アップルも、アメリカにとってもやるせないことだっただろう。(中国社科院アメリカ問題専門家)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月25日

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