中国経済網はこのほど、電子製品情報サイトElectronistaの報道を引用し、「アップルは中国第二の電気通信キャリアであるチャイナテレコム(中国電信)と合意に達し、早ければ10月より、中国市場で2機種のiPhoneを発売する見通しだ」と報じた。うち1機種は好評販売中のiPhone4、もう1機種は発売を控えているiPhone5と見られる。
AP通信は、「アップルとチャイナ・モバイル(中国移動)も同様の計画について合意に達しており、2011年末もしくは2012年初頭に、中国市場でiPhone4を発売する」と報じていた。アップルの中国大陸部における主な提携先は現在、チャイナ・ユニコム(中国聯通)だ。上述した報道が事実であれば、中国3大電気通信キャリアの全てが、アップルの提携先となる。
ライアン・ホワイト氏は、「アップルはチャイナ・テレコム向けに安価なカスタマイズ版iPhone4を生産し、チャイナ・テレコムのCDMA2000のみを支持する見通しだ。アップルとチャイナ・モバイルの提携も、同様の形式により進められるだろう」と指摘した。
チャイナ・テレコムは中国第二の電気通信キャリアで、ユーザー数は約1億840万人に達している。チャイナ・テレコムの大半のユーザーにとって、価格が4000元(約5万円)を上回るiPhoneは手が届かないほど高額だ。アップルは通話料面のお得なプランにより、値下げを図ると見られる。
「人民網日本語版」2011年8月8日