米シリコンバレーで有名な新聞『The San Jose Mercury News』のサイトで、『中国企業家 アップルのアプリケーションストアを世界市場に進出する入り口に』というタイトルの記事が記載された。卢淼氏は英語がほとんど話せず、アジア以外の地域に旅行に行った事もなく、ソフトウェアエンジニアでもない。しかし、半年も経たないうちに、彼の黒麦作業室が作成した中国子ども物語は、一つ99セントでアップルのユーザーに約50万回もダウンロードされた。卢淼氏は、「アップルサイトのアプリケーションストアのおかげで、我々の製品を世界へ売り出すことができた」と言う。
ほとんどたった一夜の間に、益々多くの中国の企業家たちがアップルストアを利用して、世界企業になった。これらの企業はアップル製品のコミュニティやアプリケーションを開発している。彼らがやっていることは他の中国企業が今まで成し遂げられなかったことで、世界に向けて、文化と市場の境界線を越えた商業計画や製品を打ち出している。
アップルにとって、大量の中国のアプリケーション開発企業のおかげで、製品は中国の消費者にも人気が出るようになった。先月、アップルの中華圏での売上高は50億米ドル近くに達し、売上高全体の10%ほどを占める。この割合は数年前にはたった2%だった。