世界へ進出する夢を持つ企業家はそれでも多くの課題を抱えており、開発するアプリケーションは文化面でまず、アメリカの人々に受け入れられなくてはいけない。また、西洋諸国の消費者の質に対する要求をも満足させる必要がある。それでも、アップルストアは中国に絶好のチャンスをもたらした。「彼らはアップル製品を世界へ向けてアプリケーションの販売をしていく低コストのルートだと考えている」とアップルストア販売・市場アナリストのシュミット氏は指摘する。
11年前、北京でソフトウェアアウトソーシング企業を創業したバーンズ氏は、多くの開発業者は皆、中国にあるという事実を隠したがる。バーンズ氏は「ここの製品は有名ではない。みんな中国製の製品を人々が買いたがらないのではないかと心配している」と述べる。しかし、シュミット氏は、「中国の応用ソフト開発者は西欧諸国に追いつこうとしている。中国の携帯市場の規模はここまで大きくなっており、その文化も世界市場で大きな力を発揮するだろう」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月12日