国家エネルギー局によると、中米両国はエネルギー資源の協力に関して、インテリジェント電力ネットワークや大規模な風力発電の開発、航空バイオ燃料などの方面で協力するとともに、今後エネルギーに関する管理経験や実践情報を共有することを確認したという。
第三回中米戦略・経済対話期間中、国家エネルギー局の劉鉄男局長は、「中米両国は引き続き、積極的にエネルギー協力を行っていく。特に、石油の確保、クリーンエネルギーの投資・貿易の拡大などが協力の重点となる」と述べた。
また、劉鉄男局長は、「中米両国は世界最大のエネルギー生産国であり消費国である。世界におけるエネルギーの確保とクリーンエネルギーの発展に関しては、共通の利益と責任を持ちながら、同じ挑戦にも直面している」と述べた。現在、アメリカはエネルギー戦略計画を実施し、今後のエネルギー確保に関する計画を作成している。一方、中国も「十二五(第12次五カ年計画:2011-15年)」計画を実施し、エネルギー発展計画およびエネルギーの長期戦略を制定している。クリーンエネルギーの発展、石油の確保、エネルギー使用効率の向上などに対する中米両国の取り組みは、ほぼ一致している。
調べによると、中米両国は今後さらに交流と対話を強め、積極的にエネルギーの協力を推進していくという。また、今年中に、中米エネルギー政策対話、中米石油・天然ガス工業フォーラム、中米再生可能エネルギー産業フォーラムなど関連の会議を開催することでも合意に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月11日