「重慶時報」、「成都商報」、「毎日経済新聞」が共同で主催する「2011年第1回中国自動車成渝(成都・重慶)フォーラム」が5月6日に成都で行われ、全国の有名自動車メーカーの役員37人、「成渝経済区区域計画」を最初に提起した著名学者の林凌教授、ベテランのメディア関係者、成都の自動車市場で活躍する自動車企業の代表らは「第4極の勝敗」をテーマに討論し、中国自動車市場の発展をめぐって熱い議論を繰り広げた。
「成渝経済区区域計画」が成都と重慶の自動車市場をけん引
「成渝経済区区域計画」は、同区域を2015年に中国西部の経済の中心にすることを目指している。自動車産業が西部の発展において、環境保護や交通、エネルギーの問題をどのように解決するかは、両市がともに直面する問題となる。
北京現代(ヒュンダイ)販売部門の張志勇副総経理は、重慶と成都は西南市場をリードすると見ている。北京現代は西南地区に38店舗の4S店(販売・アフターサービス・部品供給・情報提供)を持ち、成都に16店舗、重慶に4店舗を構える。今年上半期にはさらに2店舗増やし、地級市や県級市と同じ位置づけとなっている。
四川に最初に工場を設立した合弁企業の一汽豊田は、成都・重慶を中心とする西部市場にとって極めて重要な存在だ。同社の広報責任者の馬春平氏によると、一汽豊田は全国を6つの市場に分けており、その中で成都と重慶を中心とする西部市場は最も面積が広く、発展の潜在力が大きいエリアの一つである。