GS証券:世界のレアアースは2013年に供給過剰に

GS証券:世界のレアアースは2013年に供給過剰に。 需要増加により、レアアースの価格は2009年の10倍以上になった。ゴールドマン・サックスはこのほど、西側企業による新鉱床の開拓に伴い、2013年にはレアアースが供給過剰になるとの予測を発表した…

タグ: レアアース 供給過剰 2013年 レアアースの価格

発信時間: 2011-05-10 11:18:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

需要増加により、レアアースの価格は2009年の10倍以上になった。ゴールドマン・サックスはこのほど、西側企業による新鉱床の開拓に伴い、2013年にはレアアースが供給過剰になるとの予測を発表した。

この予測は、現在のレアアースの上昇相場の持続可能性とレアアース生産に力を入れる企業の株価に疑問をもたらしている。レアアースは17種の元素の総称で、高性能磁石や燃料処理、省エネ電球、携帯電話の液晶画面など多くの製品に広く使用されている。

1990年代初めから2010年まで、レアアース価格は1キロ5ドルから20ドルの間を上下した。西オーストラリア州にあるマウント・ウェルド鉱山は世界最大級の非中国資本の鉱床で、バスケット価格は2009年の1キロ10.32ドルから162.66ドルに上がっている。同鉱床は5年内に生産を開始する予定。

ゴールドマン・サックスのアナリスト、マルコム・サウスウッド氏は、価格は最高水準に迫っていると話す。先ごろ発表した報告で、サウスウッド氏は「年内に供給不足は最大の1万8734トンに達し、想定需要量である14万1524トンの13.2%に相当する。2013年までに市場は供給過剰に転じるだろう」との見方を示した。また、供給過剰は2014年に想定需要量の3.2%を占める5860トンに増加する見通しだという。

サウスウッド氏は、少なくとも稼動当初は価格が上昇し続け、マウント・ウェルド鉱山のバスケット価格は来年には約40%上がり1キロ227ドルに達すると見ている。報告によると、価格は最終的に1キロ82ドルの水準で安定するが、それは世界が供給過剰になった3年目の2015年のことだ。

 

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