米国のハイテク対中輸出規制は中米にとって無益

米国のハイテク対中輸出規制は中米にとって無益。 日本は技術の提供に出し惜しみをするため、1990年代まで中日企業間の提携は困難が多かった。欧米企業はその隙に入り込み、先進設備や先進技術を意欲的に提供し、日本が占めていた中国市場に割り込んだ。日本企業は「用心しすぎたことで日本企業は中国の黄金の10年を失った」と嘆いた…

タグ: ハイテク 対中輸出規制 中米戦略・経済対話 技術交流

発信時間: 2011-05-11 11:36:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

もっとも開放すべきであるハイテク協力において、米国は中国に対し容赦ない封鎖措置をとっている。この措置は第3回中米戦略・経済対話の焦点の一つともなっている。

中国国務院の王岐山副総理は米ワシントンで9日、対話での合意事項の実施に関するタイムテーブルとロードマップを明確にし、ハイテク製品の対中輸出規制を緩和するよう米国側に呼びかけた。中国商務部の陳徳銘部長も同日開かれたブリーフィングで、ハイテク製品の対中輸出規制により、米国は中国市場での多くのチャンスを失い、米企業にとっても不公平だと強調した。

中国側の要求に米国が積極的に応じることは難しいだろう。

米誌「フォーブス」などのメディアは7日、米議会で可決された2011年度予算案に、アメリカ航空宇宙局(NASA)などの機関は中国といかなる形式の科学技術協力も行ってはならないとする規定が盛り込まれたことを報じた。米下院歳出委員会のウルフ委員長は、「彼ら(中国)に私たちの技術を利用するチャンスを与えたくない。彼らとつきあっても何も得られない。中国人はすべての米企業から機密を獲得したいと考えている」と怒りをあらわにした。

中国がどのようにしてウルフ氏をここまで怒らせたかわからないが、中米が科学技術分野で「まったく付き合わない」という考えは中国に無益なだけでなく、米国にとって害となる。

 

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