淄博市の王荘炭鉱は2011年2月、石炭採掘によるガス充満という国内炭鉱の発展を妨げてきた「大」問題を自主開発技術で解決した。その役に立ったのが、設立された「企業院士ワークステーション」だ。院士チームは発足してまだ1年もたたない。この間、企業のために解決した技術的難題は5件に上る。特許出願件数は8件、実用新案は7件。
この数年来、同市は相次いで一連の措置を講じてきた。新設のワークステーションに対し、産業発展のニーズに合致する場合、20万元を補助する◆企業がワークステーションに委託して国家クラスや省クラスの技術センター、または工程技術センターを創設する場合、それぞれ200万元、30-50万元を奨励金として支給する――と明確に規定。市共産党委員会組織部、市科学技術局は院士・企業との間に定期連絡制度を設置し、2カ月ごとにワークステーションの仕事の進展について調整を行い、コア技術と重要技術の課題の研究を促進してきた。現在、同市の院士ワークステーションは27、全省の4分の1を占める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月26日