北京の人民大会堂で会談にのぞむ胡錦濤国家主席とサルコジ大統領 |
胡錦濤国家主席は25日に北京の人民大会堂で、フランスのサルコジ大統領と会談した。両首脳は共通の関心事である二国間関係、世界の経済金融情勢、主要20カ国・地域(G20)首脳会議などについて意見を交換した。
欧州の主権債務の問題に話が及んだ際、胡国家主席は次のように述べた。
中国側は欧州の主権債務問題の影響に注目しており、欧州経済の安定が保たれ、各国の財政金融をめぐる改革が成功することを願う。中国側は欧州経済とユーロに信頼を寄せており、欧州には当面の困難を克服する知恵があり、力があり、経済の安定と成長を維持することができると信ずる。中国側は今後も引き続き欧州を主要な投資市場の一つととらえ、欧州が中国の対欧投資の安全性を確保する措置を取ることを願う。
サルコジ大統領は次のように述べた。
ユーロ圏では今、さまざまな措置が取られており、各国の財政金融をめぐる改革を推進し、ユーロ圏の経済統治を強化しつつある。中国側が欧州の経済やユーロに寄せる信頼に感謝する。
「人民網日本語版」2011年8月26日